アキヒト氏は日本国憲法の遵守義務規定に従っているだけにすぎない
なぜ、日本国民はアキヒト氏が我々国民へ向いている、と思いたがるのか?
天皇もまた公務であるゆえ、日本国憲法遵守義務があり、その範囲で発言するとすれば、主権在民の国では国民とともにあるといったようなことを述べるしかないではないか。
何を日本国民は真に受けているのだろう。
ナイーブすぎる。ナイーブすぎるから政治が成熟しないのだろう。
アキヒト氏が安倍晋三を牽制している、と見たがる連中は憲法を理解できていないのだ。シンプルな話だ。
アキヒト氏は公務に携わる日本国憲法遵守義務に則り話を進めるから憲法無視の安倍に対してそれは牽制しているように見えてしまうだけだ。つまり、いかに安倍が憲法を遵守していないのかが浮き彫りなるだけだ。
憲法を理解していれば私のように構造的・客観的にアキヒト氏と安倍晋三の関係が憲法を軸に語ることができ、理解していないとアキヒト氏が安倍を牽制しているという願望的投影、陰謀論に陥る。そして困ったことに日本国民は勧善懲悪の時代劇的情緒にはまっているから、アキヒト氏が安倍を牽制している、と主観的な夢想を抱くのだ。
政治的マキャベリが不在の国が日本だ。