たまたま自民党が経済成長時期に政権を握っていたからといって自民党が経済成長をさせた、というのは印象論にすぎない
今の日本人は経済成長させるといえば、誰が政治家をやってもいい感じのように見えて、「経済成長ができた自民党が実績があるから」という印象だけで安倍政権は支えられている。しかし、1950年~76年までは先進資本主義国はどの国も経済成長と高福祉を実現していた。但し、日本だけは高福祉はしていない。
重要なことは米英フランス西ドイツなど先進資本主義国は経済成長とともに国民への高福祉も実現していたことが、日本ではできていなかったのだ。
なぜ、経済成長を1950年代~1976年まで経済成長を行えたのか。 金本位制と同時に中東がまだ石油の支配ができていなかった、ということにすぎず、たまたま、その時期、自民党が政権を務めていたにすぎず、だからこそ他先進国では高福祉が実現できていたのが、「保守政権自民党」は高福祉をしなかった。
だが、1976年OPECの逆襲が始まり、オイルショックが先進国を軒並み不況へ陥らせた。原因はそこなのに、先進国は高福祉を切り捨てることへ政治の軸は変わった。
その軸の変化から、福祉を憎悪するサッチャーが英国から台頭する。
日本では中曽根が出現したが、英国はゆりかごから墓場までと言われる高福祉を実現させていたがそれに対し、サッチャーは憎悪したが、日本ではせいぜい国民皆保険である。
だのに、日本では「新自由主義」が進められたのである。