注意欠陥多動性症候群者が衝動的かつ不注意に書いてしまうブログ

49歳、注意欠陥多動性症候群及び自閉症スペクトラムと診断され、今までの人生で上手く行っていないことに納得できました

僕の発達障害は、ADHDで、ジョブス的罵倒型です。 僕は正社員だった頃は、アルバイトから店長から客から気にくわない奴は罵倒しまくっていました。 パワハラ正社員でした。 告白します。 その後、うつを発生し、休職、離婚、失業、借金、自己破産、職を転々。 そして、約5年後に契約社員。 疲れてくると、罵倒の癖は治らず、4年後は、懲戒解雇。 その前に、郵便局の対応が悪く、カウンターにあるプレートを下に叩きつけるつもりが、局員にあたり、暴行罪、罰金10万。労役が嫌なので、派遣へ無理やり入り、再就職手当で、払いました。 この10万が痛く、いまは、罵倒はありません。 私は衝動型のADHDです。

読書の記録 2018年5月

5月の読書メーター
読んだ本の数:10
読んだページ数:3674
ナイス数:15

人生の短さについて 他2篇 (古典新訳文庫)人生の短さについて 他2篇 (古典新訳文庫)感想
なぜ、僕がこの古典を読んだのかというと、 セネカはカリグラ、ネロというローマ帝国二大悪皇帝に仕え、最後はネロ暗殺の嫌疑をかけられ、自殺した、というその人生を知り、読みました。 表題の人生の短さについては、妻の父にあてた手紙形式の「ヒマの勧め」である。 素晴らしいではないか。 「ヒマ」というと語弊があるので。セネカ流に言えば「閑暇」です。 それは人生を充実させる重要な仕事なのだ。 ローマ帝国時代のストア派・哲学者セネカの味わいある「哲学」が読めます。
読了日:05月29日 著者:セネカ
日本型新自由主義とは何か――占領期改革からアベノミクスまで (岩波現代全書)日本型新自由主義とは何か――占領期改革からアベノミクスまで (岩波現代全書)感想
ざっと、説明すると、戦中期からアベノミクスまで日本経済を「自由主義」と「国家資本主義」のせめぎあいとみて、中曽根、小泉は「新自由主義」を「新保守主義」を粉飾することで、国内に定着しようとした、ということです。 では、安倍晋三は? どうなのか。 それは巷間言われている「新自由主義」であるのか。 違うのか。 本書を読んでください。 実証性に基づいた分析ですので、戦後日本経済の事実を確実に押さえられます。 戦後日本経済を俯瞰できる実証性に基づいた好著。 必読書ですね。
読了日:05月29日 著者:菊池 信輝
入門 貧困論――ささえあう/たすけあう社会をつくるために入門 貧困論――ささえあう/たすけあう社会をつくるために感想
本書は貧困についての概観及び日本政府の貧困対策の間違いや諸外国の貧困対策を合わせて論じる貧困問題を知る上での重要な一冊である。 そして、ほかにベーシックインカムについての説明も加わる。 ちなみに、私は本書で初めてGアスピン・アンデルセンという人を知った。 また、読むべき本が増えた。 そういう意味でも重要な本が本書である。
読了日:05月27日 著者:金子 充
心理療法という謎:心が治るとはどういうことか (河出ブックス)心理療法という謎:心が治るとはどういうことか (河出ブックス)感想
本書は独学で心理学、精神医学を学んだ著者の「なぜ、心は治るのか」をめぐる分析である。 ただただ、独学でこのレベルまでいったこと驚きです。
読了日:05月26日 著者:山竹 伸二
心理療法がひらく未来: エビデンスにもとづく幸福改革心理療法がひらく未来: エビデンスにもとづく幸福改革感想
結局は、「就労」へ行かせたがるといういまどき「小さな政府」の流れです。
読了日:05月23日 著者:リチャード レイヤード,デイヴィッド・M. クラーク
発達障害と呼ばないで (幻冬舎新書)発達障害と呼ばないで (幻冬舎新書)感想
本書によると、ADHDは原因遺伝子を刺激した結果ということである。つまり、養育環境が大きい。 本書によると、ADHDは肥満と同じで、つまりは、環境が決めているのだ、ということだ。 肥満も、遺伝性より環境ですからね。 本書は、軽症発達障害を非定型発達と呼び、それぞれの特性を伸ばす教育を提案する。 私が「非定型発達」という言葉に感じたのは、希望へ向かう提案だということだ。 そして、多数派でしかない定型発達から外れているからといって、障害とまで呼ぶのは?と疑問を呈している。
読了日:05月18日 著者:岡田 尊司
神学・政治論(上) (光文社古典新訳文庫)神学・政治論(上) (光文社古典新訳文庫)感想
本書で私がようやく理解できたことが、「マルクススピノザの方法に負う」という言葉である。世界への根底的批判を達成するために、マルクスが古典経済学へ向かうように、スピノザもまた聖書へ向かう。前者は資本主義世界、後者は中世権力である。両者にとって、世界とはテクストである。テクストの検証、批判を通じた「イデオロギー批判」であり、スピノザは、明白な宗教批判だが、マルクスもまた資本主義という宗教性を批判する。 マルクススピノザ、それらを「単独者の批判」と呼び、超越論的な視座にある。
読了日:05月12日 著者:スピノザ
新訳 共産党宣言――初版ブルクハルト版(1848年)新訳 共産党宣言――初版ブルクハルト版(1848年)感想
初版のブルクハルト版の共産党宣言。 紹介されているその初版本の印刷の文字が、まるで、ドイツ表現主義映画の字幕みたいだ。本書はそうではない。なぜ、共産主義者宣言ではなく、共産党宣言というタイトルに的場氏はこだわったのか。 その、こだわりこそが、共産主義的である。
読了日:05月10日 著者:カール・マルクス
詳説 障害者雇用促進法 <増補補正版>詳説 障害者雇用促進法 <増補補正版>感想
障害者側に立った判例解説は素晴らしい。 本書は途中で法的差別の説明をしている。 相当、ページを割いて説明している。 差別とはなんであるかが理解できる。 本書は、なぜ、精神障害者発達障害者が採用されにくいのかを日本企業の採用基準である一般常識やコミュニケーション能力がその原因であることを指摘し、さらに、日本企業の職務範囲が無限定であることがさらに精神障害者発達障害者を働きにくくさせている、とも指摘している。 障害者・労働・福祉・行政・差別に切り込む鋭い本です。
読了日:05月06日 著者: 
概説 障害者権利条約概説 障害者権利条約感想
日本の国内法である障害者雇用促進法は事業者主体であり、障害者権利条約から見ると、それは、改善すべき点が多いのだ。 法定雇用率も、日本はドイツ5%、フランス6%にくらべて、2.2%と低いのだ。 障害者のみならず、障害者に関する諸制度を知る上では重要な本です。
読了日:05月06日 著者: 

読書メーター