憲法が日米地位協定よりも法的には上ですよ、当たり前ですが
憲法は条約についてはこれを誠実に遵守すると書いてあり、常識的な読解力があれば、憲法は日本政府に対し、条約を誠実に運用してくださいね、と言っているのと同じだ。だから、構造的には、憲法が最上位で条約に関するもろもろの事務作業を日本政府へ命令しているのだ。だから、条約でしかない日米地位協定は日本国憲法より法的には下です。現実の政治権力関係では、日米地位協定が憲法より上にあるように見えてしまう。それは、状態的には法的には憲法より下にある日米地位協定が力を必要以上に所有し、憲法より政治権力関係では上になってしまっている、ということだ。それを伊勢崎賢治のような情緒で政治権力を自己都合で解釈する言論人が日米地位協定が憲法より上にある、主権はない、というポエム情緒を語っているのだ。