2018-09-09 読書の記録119 これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学 マイケル・サンデル 著 2018/09/09 功利主義批判、そして功利主義に変わりうる政治哲学としてのカントやジョン・ロールズの分析的紹介。さらに西洋政治哲学の淵源であるアリストテレスの政治についての考えである「善き人になることが政治の目的」をカントやジョン・ロールズを斥けていることを述べる。 政治哲学を現代の諸問題に照らし合わせ、批評する。 ジョン・F・ケネディが宗教から政治は中立的である政治姿勢であることに対し、バラク・オバマは、宗教的信念と政治の結びつきをキング牧師を例にして、宗教から政治が中立であることから離陸する。人気のアメリカ大統領の対比も知ることができた。 私は、ジョン・ロールズを読みたくなった。