発達障害の障害は「対人関係の支障」ではない、それは結果でしかない
対人関係に支障を来すのは障害の結果であってそのものではない。
発達障害は会議中、眠くなることがある。睡眠不足でなくても。そういう症状が対人関係に支障を来してしまう。落ち着きがなく、いつも、貧乏ゆすりをする症状も見ようによってはいらだつ人もいる。ほか様々な症状が対人関係の支障の原因になるだけのことであり、対人関係を作れないわけではない。
多くの発達障害をサポートするといっている支援者はその「対人関係」に焦点を当てすぎるからまったくサポートになっていないのだ。症状が出ないように栄養治療や環境調整をすることで改善されていく。
対人関係にだけスポットをあててしまうのは、日本人が人間関係に軸を置きすぎた社会だからだ。関係にひびが割れることを異常に恐れることが日本人の特質である。であるので、対人関係の支障が発達障害の本質ではないし、その表面だけを触っていても何ら発展しない。