あなたが「感動した」という感想を述べるときは「感動された」あなたよりあなたは「感動させた人間」を格下に見ている

「感動した」と言いたがる人間の心理が見えてきた。
「私を感動させたあなたの意見はすごい」という「評価」を表明しているだけだ。
「感動した」という「感想」は、私の気分を上機嫌にさせてくれておぬしできるな、という意味でしかない。

あなたが「感動した」という感想を述べるときは「感動された」あなたよりあなたは「感動させた人間」を格下に見ている。
結局、それを目上の人にしたらますます失礼です。
なおさら、天皇へ「私を感動させた天皇メッセージはすごい」という意味で、「感動した」といいたがる天皇尊敬論者の意図と反して天皇を下にみていることになってしまうという逆転現象が起きる。
民主主義の天皇とはそういう意味なのか（笑）
日本人が「感動した」「感動した」と思考停止ワードを自分の感想表明を言いたがる傾向が強まったのは小泉元首相がX-
Japanのコンサートをみて「感動した」からではないか。そのときX-Japanのメンバーの1人の「HIDE」という者が障害者の母親から手紙を受け取り「HIDE」が「障害者のその子供」をサポートしたことが小泉が知り、そういう背景があり、小泉が「感動した」と言ったのではないか、というのが僕の記憶です。
首相の小泉は「殿様気分」で「感動した」を言っただけだよ（笑）