天皇誕生日メッセージで語ったことの中心キーワードは「日本国憲法における天皇の在り方」だ
なぜアキヒト氏が安倍へ牽制してメッセージを話した、と手前勝手に都合よく日本国民は解釈するのか。アキヒト氏の意図をそのメッセージからそう読むのは自己投影をしているだけだ。天皇は憲法遵守義務に従い、メッセージを話したにすぎない。だから皇后への労い(男女平等に通ずる)ことを話したのだ。
なぜ、天皇アキヒトのメッセージと安倍を比べるのかさっぱり私には謎の思考である。というのは、アキヒト氏は自分の公務の義務として「メッセージ」を話しているだけのことであり、そのメッセージへ安倍晋三へ牽制しているという日本国民の負け犬の自己投影や意図をかぎとる陰謀論的思考は失礼だ。
天皇誕生日メッセージで語ったことの中心キーワードは「日本国憲法における天皇の在り方」だ。
そのキーワードから派生して、戦後を振り返り、沖縄変換も語り、災害や沖縄についてのことも話す。なぜ、沖縄や災害について話すのか。当たり前ではないか。主権在民だからだ。ああ、ありがたや、天皇陛下~とあほな態度をとってはいけない。天皇アキヒトは、シンプルに「民主主義」を語り、それしか「日本国憲法内」では公務にあたるものは言えないのだ。
当たり前ではないか。
天皇アキヒトが日本国民の味方で安倍晋三を牽制していると見たがる奴は「蟹工船」に乗っている労働者と同じだ。軍艦がきたぞ。われわれを助けにきたのだ!だが、そうではなかったのだ!
主権在民ゆえ安倍政権を退陣させる権利は日本国民にしかない。
天皇アキヒトが何を考えようが、政治的権力を剥奪されている天皇アキヒトは政治とは別室の奥の間にいるのだ。
わかってないのか?
君主である天皇アキヒトが日本国憲法に則り憲法遵守義務に従っているとき、下界の日本国民は改憲だの護憲だの立憲的改憲だのくだらんヨタをとばしていることよ。
最後に重要なことを述べる。
天皇アキヒトが沖縄について言及するのは安倍晋三ごときしゃらくさいガキ首相のことではなく、昭和天皇ヒロヒトが米軍基地を沖縄へ一極集中したことへの息子としての申し訳なさを表明しているだけだ。そう読むほうが「文学」である。