読書の記録21 あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください 日野瑛太郎 著
本書からはとても気付かされることが多い。
私は、担当医師からADHDは苦手なことではなく、得意なことを仕事にしたほうがよい、といわれ、そうだ、と楽天的に考えていたが、本書を読んでその医師の考えは半分正しく、半分間違いであることが気づいた。
つまり、得意なことなど、会社にある保証はないのだ。
では、私のようなADHD者はどうするのか。
本書は、ADHDとは何も関係ない日本の労働観に対するユーモア溢れたエッセイではあるが、本書は日本には人間にはプライベートを重視する、という考えが日本には根付いていない、と指摘する。
であれば、障害者としての特性を使い、会社に使われるのではなく、私のようなADHD者の得意は、プライベートで実現すればよい。
仮に会社に自分の得意があっても
本書のタイトルを思い出そう。