読書の記録26 知って良かった、大人のADHD 星野仁彦 著
前書きに書いてあるが、日本社会の平均から外れる恐怖や横並び志向が、発達アンバランス症候群を生きにくくさせているのだ。
著者は、発達アンバランス症候群だ、という呼び方が良い、と書いてあるので、私はそれに従った。
本書で紹介されているADHDの診断基準表には、治療目的はADHDが見せる、才能のきらめきのような「特別な何か」を見つける、と書いてある。
ちなみに、こんなことが書かれてある。「ADHD者のパートナーや家族は常に不満を抱いており、ADHD者は診断される前は、なぜ、不満を抱いているかを気づいていないことがある」それは、まさに、私であり、案の定、最初の妻とは離婚した。
スティーブ・ジョブズは、ADHDであったが、適切な友人ウォズニアックがいたから成功できた、と私は本書を読みながら、感じた。
後書きは、ADHDでもあり児童精神科でもある著者を支える妻がいかに素晴らしいか、というおのろけでした。