注意欠陥多動性症候群者が衝動的かつ不注意に書いてしまうブログ

49歳、注意欠陥多動性症候群及び自閉症スペクトラムと診断され、今までの人生で上手く行っていないことに納得できました

僕の発達障害は、ADHDで、ジョブス的罵倒型です。 僕は正社員だった頃は、アルバイトから店長から客から気にくわない奴は罵倒しまくっていました。 パワハラ正社員でした。 告白します。 その後、うつを発生し、休職、離婚、失業、借金、自己破産、職を転々。 そして、約5年後に契約社員。 疲れてくると、罵倒の癖は治らず、4年後は、懲戒解雇。 その前に、郵便局の対応が悪く、カウンターにあるプレートを下に叩きつけるつもりが、局員にあたり、暴行罪、罰金10万。労役が嫌なので、派遣へ無理やり入り、再就職手当で、払いました。 この10万が痛く、いまは、罵倒はありません。 私は衝動型のADHDです。

読書の記録11 チャブ  オーウェン・ジョーンズ 著 2018/02/01

こんにちは、50にしてADHDの診断を下されたひでひでです。 読書の記録11です。

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本書を読むと、日本も英国も、資本主義の矛盾としての「失業」「貧困」が、政権党の政策の失敗であることが、共通点として、うかびあがる

失業は何より「階級問題」だ、と著者は明確に述べる

本書は、第5章で明確な「労働者階級」の定義をする。

著者は、右傾化した労働党のニール・キノックの労働者階級とは、労働力を売るほかない階級だと、右傾化したわりには、マルクスの定義通り語るキノックの言葉を引用しつつ、検証的な批判をする。

大学教授も他人に労働力を売るほかない労働者階級だろうか、と。

ちなみに、副題に弱者と書かれてあるが、それは、弱者ではなく、労働者階級、なのだ。正しく、労働者階級と書かなくてはならない。

本書によると、英国の左派も階級政治からアイデンティティ政治へ鞍替えした、とある。
日本もそうだが、おかしなことに、日本では、小池百合子アイデンティティ政治の先頭を切ろうとした。

本書は、バス運転手、清掃員、スーパーのレジ係がいなくなると社会は困るが、広告会社の重役、経営コンサルタントが突然いなくなっても困らない、むしろ、改善されるだろう、と断言!

本書は、左派は海外での不当な戦争に反対するのもよいが、労働者階級の喫緊の問題に対処すべきだ、と訴える。
私も同じ意見である。
久しぶりに、スカッとした読み物だ。

労働者階級必読書

 

 

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読書期間2018/02/01~06