読書の記録27 本書を読まずに障害者を雇用してはいけません 久保修一 著 2017/11/29
本書は、障害者労働紛争のエキスパートが書いた、障害者雇用の現実である。
本書を読むと教えられることが多い。
例えば、配慮だが、
障害者への配慮とは、気配りとかそんなこころの問題では ない。
具体的なアプローチである。
例えば、車椅子の人に対しての配慮としてスロープがある 、とか。
そういう実践である。
具体的なアプローチである。
例えば、車椅子の人に対しての配慮としてスロープがある
そういう実践である。
さらに、
自分を良く見せようと障害者に関わると失敗する事例も書いてある。
ある企業経営者は当初は、障害者のために、と綺麗なことを考えて事業を進めたら、現実は矛盾だらけで、結局は、障害者虐待企業へ堕落してしまった。
ある企業経営者は当初は、障害者のために、と綺麗なことを考えて事業を進めたら、現実は矛盾だらけで、結局は、障害者虐待企業へ堕落してしまった。
または、障害者への偏見もまた拭い去る。
例えば、知的障害者だが、
知的障害者は、漢字が読めないことはないのだ。
知的障害者は、そして正直である。
知的障害者が正直である例として、1日休んだのに
会社が皆勤手当を出した、おかしいじゃないか、と会社へ返金した事例を書いている。
知的障害者は、そして正直である。
知的障害者が正直である例として、1日休んだのに
会社が皆勤手当を出した、おかしいじゃないか、と会社へ返金した事例を書いている。
といった具合に「具体例」を挙げて、いかに障害者雇用のトラブルを防いでいくかという実践指南の著作である。
その具体例とは、著者が、障害者労働者からの相談に乗り、企業と交渉していく上で知った「熱い」現実である。
万人は本書を読むべし。
読書期間2017/1129~30