「一人じゃないよ」だから自殺したくなる
今日、倉敷市立中央図書館へ行くと、壁に倉敷市の商業高校の生徒が書いた大きな習字が貼ってあった。多数ある言葉の一つに「一人じゃないよ」というのがあったが、この言葉は鉄道会社が自殺予防ポスターで書かれてもあった。
「一人じゃないよ」だから、自殺したくなるのではないか。
そして、「一人じゃないよ」は励ましになるのか。特に学校のような集団同調体質では「一人じゃないよ」と言われたら、嫌なクラスメイトや教師の顔を思いだし、さらにふさぎ込んでしまうではないか。
「一人じゃないよ」という言葉に示される「天然かつ無邪気なファシズム」は日本にはいたるところにあり、「天然かつ無邪気」なため誰もその「ファシズム性」に気づかない。