国民の実質賃金が低下しているのは、経済成長していないからではなく、経営者が賃金を上げない、ということだけです
経済成長を唱えた安倍晋三が逆に経済低下していることを実証的に証明して批判することも大事ですが、もっと重要なことは経済成長すれば国民が豊かになるだろう、という国民の幻想のような価値観が根底にある限り、安倍政権は続く。
重要なことは現在、国民の実質賃金が低下しているのは、経済成長していないからではなく、単純な話ですが、経営者が賃金を上げない、ということだけです。ですが、多くの国民労働者は経済成長していないから賃金は上がらないよ、という経営者に丸め込まれてしまうのです。
ですので、国民生活を豊かにするシンプルな方法は会社の財務が読める人間が闘う労組と連携し、経営者側のもっともらいしい嘘を暴き、実務的に賃金を上げていくことです。
そして、法人税を上げる、ということを主張する政治家へ国民労働者は自分の利益のため、支持すればよい。
賃金交渉を経済成長と無関係にやればいいんですよ。
仮に安倍政権が経済成長した、と。大企業がボーナスが95万だ、と。 ですが、中小零細企業の経営者は必殺ワードがあり、わが社はまだまだ貧乏企業だ、といって実質の数字を労働者に見せず、トンズラするのです。
そうです、我々は経営者が話す嘘を見抜く「読解力」さえ身につけば賃金交渉力は高まる可能性があります。ですのでマクロ経済学ではなく「国語」で「読解力」を身につけましょう。