「社会の病」としての「発達障害」というトレンディ
社会批判とは自分への批判なんですけどね。なぜなら人間一人一人、自分もあなたも私も彼も彼女も、それら複数形も、社会に属している。自分が社会に属し、良い社会を形成したいのであれば積極的に「社会批判」をしなければならない
障害の社会モデルとはそのようなことだ。
発達障害は脳の機能障害という理解だけでは、なんら役にも立たない。
「発達障害」とは「発達しない障害」である。
それは脳だけに原因があるわけがない。
そうである、社会環境が発達障害を生んでいるのだ。
特に消費社会の先進国でADHDが加速的に増加している。
その増加は、先進国社会に内在している「何か」が原因なのだ。
あなたが没頭するスマホゲーム、ジャンクフード、朝マックといったそれらの依存物質の禁断症状が多動・衝動を生んでいるともいえる。
私たちがしなければいけない「批判」とは「社会モデル」に基づいた批判であり、角を立たせないための脳の機能障害というまことしやかな「伝説」に依拠していてはいけない。