のび太・ジャイアン症候群でADHDをわかったつもりになってはいけない
のび太・ジャイアン症候群は、僕には逆にADHDの理解を妨げる。
前提として、ジャイアンやのび太のような、単純化されたキャラクターなど現実にいるわけがないので、その時点で、私の頭は混乱した。
単純化された説明は、何も語っていないのに等しいのだ。
これは、比喩を使わせてもらいますが、難解な本の下手な入門書を読むと、かえって、その難解な本の理解から遠ざかる、と似ている、という状態である。
わかりやすい、とは、わかりたくない、だ。
ある状態をわかりたくないひとが、わかりやすさ、を求める。それは、思考の怠慢である。
わからなくても、よい。
わかる努力をせよ。
ジャイアンを見ると、単なるアホにしか見えない。
衝動性が高いADHDをあのようなアホにしないでもらいたい。
衝動性が高いADHDとは、スティーブ・ジョブズ、である、と私が例に挙げるが、そういえば、ADHDの理解が深まるはずです。