ときどき政治社会系記事№8 資本主義経済の本質は、貧困と格差にあるのではない 2017/12/11
こんにちは、50にしてADHDの診断を下されたひでひでです。
今回は、資本主義について考えたことです。
貧困と格差論議は、いつか来た道を繰り返すにすぎない。戦前は河上肇であり、戦後は電産型賃金生活給である。前者は、戦争を阻止できなかったし、後者は、ブラック企業へ至った。
資本主義経済の本質は、貧困と格差にあるのではない。
搾取であり、人間の労働力を交換できる価値商品とみなし、その使用価値が、必要労働力以上の剰余価値を生む、その搾取メカニズムにある。その搾取メカニズムと金融投機における収奪メカニズムである。現在は後者の収奪メカニズムがより強く、その収奪の一例が消費税還付金である。税とは剰余価値の分配の部分利潤でしかないのだが、その部分利潤を国家を通じて、企業へ還流させていくシステムが収奪メカニズムである。
現在は、収奪メカニズムが中心だから、いとも、アメリカでは、富の一極集中、日本では内部留保蓄積という事態が起きる。
われわれが、消費をすれば、するほど、収奪メカニズムが動くのだ。