むしろ、天皇誕生日メッセージはアキヒト個人的な話が多い
天皇アキヒトは日本国憲法における天皇の在り方を追及してきたということをテーマにしており、そのテーマから、自分の願望的投影である「安倍晋三へ牽制した」と読み込むのは天皇は困るはずだ。天皇は日本国憲法の遵守義務規定に従う「立憲的君主」の立場を中立的に保たなけなればならないからだ。
アキヒトが日本国憲法を過剰に遵守するのはヒロヒトへの葛藤・闘いでしょう。安倍などまったく関係ない。
むしろ、天皇誕生日メッセージはアキヒト個人的な話が多い。
その最大は皇后と歩む天皇、皇后へ労う天皇という姿を語ることが日本国憲法の男女平等にも通ずるのだ。
さらに沖縄への言及は、昭和天皇ヒロヒトが米軍基地沖縄一極集中したことを念頭においてであろう。
いい加減、天皇の一挙手一投足を安倍政権との政治的闘いの政争の具にするのはやめたほうがいい。