仕事そのものの苦しみと労働環境劣化から生じる苦しみ
仕事そのものに対する苦しみと労働環境劣化から生じる苦しみを分けて考えなければならない。
パンを作る、そばを作る、ガードマンをやる…様々な仕事はあり、その仕事をする過程で苦しみはある。支援員にも障害者と関わる上で思いがけないことに遭遇し、仕事の苦しみはある。
一方に、そのこととは別に、労働環境が劣化しているだけの苦しみはある。
その両者を分けなければならない。
前者は、生みの苦しみというような苦しみであり、避けて通れず、また、逃げてはいけない。
だが、後者は、社会人として法的措置、運動として変革しなければならない。
そう簡単に、生きづらい発達障害と表現できない微細な要素が就労にはある。
その微細な要素に私たちは感性を研ぎ澄まさなければいけない。