日本政府は、日本がアメリカの属国だ、と日本人が信じてくれれば「ラク」なのである
トランプは大統領選挙中から、日本はアメリカに隠れてこそこそやっているというようなことは言っていましたからね。日本の保守政治家や言論人の手法である「日本はアメリカの属国だから従うしかない」という「嘘」は、今後、通じない。日本はアメリカの属国でもなんでもなかった。そのように見せることで支配の意志を貫徹しようとする「保守政治家」や「保守言論人」の欲望を「アメリカの属国だから仕方がない」と言い変えることで「自民党政権」は維持されてきた。
僕は、以前から日本はアメリカの属国ではない、そう日本側が見せかけて、日本政府への非難を少しでもかわそうという阿漕な手法だということは散々述べてきました。
ですが、日本は右も左も、「日本大好きっこ」であるので、日本がアメリカの属国だという認識を抱くことで自分たちは「被害者」そして「正義」を言えるという狡い立場にいた。
内田樹なんか「日本はアメリカの属国論」を散々、流布したことで、「自民党政権維持」へ無自覚に寄与してしまったのです。