信田さよ子は主訴を話せ、と語る
現代社会は様々なストレスを強いる社会である。そのストレスが原因の症状が多発している。
その症状に対して、信田さよ子は、主訴を話せ、と述べる。
主訴とは、例えば、私は職場でいじめられている、というようなことだ。
その主訴が見えれば、問題解決アプローチは見えてくる。
職場でいじめられている、であれば、それは、法的機関へ相談ということにもなる。
であれば、外部からのストレス性疾患かもしれないその症状に対して、精神疾患の病名から入るアプローチは間違いであり、その「こころの癖」が社会性がない、と見て、マインドカウンセリングやスキルを、クライアントに施すアプローチは間違いではないのか。
例えば、怒りっぽい上司が絶えず、部下へハラスメントをしてしまうのは、その上司が責任感が会社に対しては強すぎるからではないか、と言えなくもないか。では、その上司に対し、会社の責任感を必要以上に負わせるその会社とは何か?であり、アンガーマネジメントだけでは済まされない「社会的障害」の問題である。
発達障害では、何よりも、環境調整が優先される。
環境調整とは何か?
それは、社会の変革である。
「こころの専門家は様々にこころを解釈して来たにすぎない、大事なことは、こころを歪ませる社会を変えることである」