僕は就労移行支援へ通っています。
著者が本書で述べていることは私もわかります。
本書のよいところは生きづらいというおかしな日本語ではなく、生きにくいと正しく日本語を書いていることです。
生きづらい、という単語を平気で使えるのは、知性がないかバカです。本書には私がかねがね就労移行支援に対する反発が言葉としてまとめられている。
発達障害者がいかに就労するか、ソーシャルスキルだの報連相だのビジネスマナーだとかいった表面的スキルだけではない重要なキモを教える大事な本です。
著者の教え方は、現場のたたき上げ的な発想ですね。
机上の空論ではなく、障害者にとっくみあった体験的知の結晶が本書につめられています。