読書の記録102 マインドフル・ワーク ディヴィット・ゲレス著 NHK出版 2018/08/08
マインドフルネスとアメリカ企業との関係を描いたノンフィクションものといってよいです。
冒頭、スティーブ・ジョブズとマインドフルネスとの関わりのエピソードから始まり、パタゴニアやビル・フォード、グリーンマウンテンコーヒー、リンクトインなどなど企業とマインドフルネスの関わりを詳細に経済記者の著者の見方で記述されています。
私の好きな企業のマインドフルネスに関するエピソードはエトナとビル・フォードとパタゴニアです。
特に、ビル・フォードの葛藤に興味を抱きました。
ビル・フォードは、フォード社の御曹司です。その御曹司は哲学に興味があり、だが、
フォード社のビジネスもしなくてはいけない。その葛藤が、まるで現代の「釈迦」のようです。釈迦は王族の御曹司ですが、脱俗的な思想を求めて出家したのですから。