親は、正社員願望を抱くより、現在の労働環境ー健常者でさえ非正規になりやすいーという実態を知ってから、障害者のわが子供に接すべきである
親元に暮らす障害者は、親の過剰な期待「正社員になれ」という期待を一身に背負い、就労移行支援をただ2年間、過ごし、結局、パートすら仕事も見つからない、という悲惨さに陥る。
親は、正社員願望を抱くより、現在の労働環境ー健常者でさえ非正規になりやすいーという実態を知ってから、障害者のわが子供に接すべきである。
そして、正社員なる言葉は会社がつけた名詞にすぎず、法的に知っておかねばならないのは、週20時間を超えると雇用保険が企業に義務つけられ、週30時間以上では社保適用であり、総額と手取りの違いであり、といった「実務」だ。
正社員なる名詞はなんら実務として使えない。
あなたの子供は今、あなたから自立しようとしている。
たとえ、それが「正社員」でなくても、それはあなたの子供だ。
であれば、無条件の愛を子供に対して接すべきである。
そして、それが就労支援継続A型であろうが、非正規の一般雇用であろうが、
自立できたわが子を祝福するのが「愛」だ。
「正社員でなければ」というのは条件付きの愛である、それはまた障害を悪化させる。