日本には「右も左もない」と言わなければならないような左右対立が深刻に存在していない
昨今、流行りの「右も左もない」は、単に「政治的中立かつイデオロギーに染まっていない」をいいたいだけの「偏見イデオロギー」でしかない。
そもそも、日本には「右も左もない」と声高々に言うようなイデオロギーの対立はない。あるのは右派的な物言いをする特権階級が政治的支配を固守し、その右派的な雰囲気が瀰漫しているだけである。
右も左もない、と言っているのは中間階級の世迷いごとに過ぎない。
ただ、確実に言えるのは、上と下があり、その対立が見えなくさせられている。
見えなくさせられているのは、先ほどの右も左もない、と言うような偏見イデオロギーを持つ中間階級の声や、多様性という欺瞞である。
時代に関係なく存在するのは、右と左の対立ではない、上と下の「階級闘争」だけである。