労働者が団結することの本当の意味
労働環境を変えることより、なぜか、妙な対人スキルを身につけることで労働ストレスを減らそうと画策する「心理学」なのかなんなのかわからないメソッドが現代社会では幅をきかす。
もしくは、意識の改革だとか言い出し、マインドフルネスだとかあくまで、個、に分断して、労働ストレスを減らすアプローチが主流である。
だが、そんな対人スキルや意識改革する前に、労働者が団結すれば、労働ストレスは激減する。
たとえば、会社の全従業員が、会社に対しての敵対的な労組を結成すれば、会社に敵対しても、解雇される不安がなくなる。
全従業員が会社に敵対な労組を作り、会社がその全従業員を気に食わないからといって解雇すれば、会社そのものの存続が危うくなる。というか、できない。
いくら、替えがある、といいはろうが、今までと同じ生産を維持できるかもわからないからだ。
さらに、その全従業員が高度な労働スキルを持っていれば、会社は、労組を結成した全従業員に「屈服」.するしかなくなる。
つまり、労働者の団結は、どんなアプローチよりも非常に強いシンプルなだが、とても持続性が高い労働ストレスの激減の方法である。
だから、われわれは、共産党宣言を心理学として読むことも必要だ。その見方で共産党宣言を読めば、
万国の労働者よ、団結せよ、とは、いかに、どんなストレスを変える方法より有効か、それは、まさに、現代の書である。