努力とは努力できる環境に恵まれているということに過ぎない
努力などという者もその人間の特性や属性ではなく、努力できる環境にいたということだ。それをマイケル・サンデルは指摘し、ハーバード大学の学生を怒らせている。そのハーバードの学生と対照的なのが、ビル・ゲイツだ。
この努力できる環境にいた、俺は運が良かった、をつくづく感じているのは、ビル・ゲイツである。ビル・ゲイツのマイクロソフトの躍進は、ビルが高校でたまたまプログラムを学んだこと、そして、無我夢中に没頭し、それを親が認めたこと、さらに、IBMと運良く契約できたこと、たしかに無我夢中という努力はあるが、それだけでマイクロソフトの躍進は説明できない。まさに運命の糸に引っ張られるかのようにビルは成功した。ちなみに、ビルは、謙虚な奴で、自分の成功は運であることはわかっているから、寄付金に積極的である。
そして、ビル・ゲイツの父は、なんと、相続税廃止に対し反対している。