民進党を中心とした野党共闘の失敗は、自民党に匹敵した巨大政党さえ作れば勝てる、というその楽観さにある
こんにちは。 ADHDとアスペルガーの傾向がある、と診断されたヒデヒデです 今日は社会について論じます。
今回も前回に続いて希望の党についてです。
民進党を中心とした野党共闘の失敗は、自民党に匹敵した巨大政党さえ作れば勝てる、というその楽観さにある。
それは、鳥越俊太郎を担ぎだした東京都知事選のその戦略が「鳥越俊太郎」のネームバリューが、自民党並みの政党規模の力がある、というなんら根拠なき盲信であり、その盲信は受け継がれ、小池百合子のネームバリューさえあればいくら小池に抑圧されようが、政権を奪取できる、という「できそこない企業の経営者」のような戦略しかないことである。
それは、前原だけの責任だろうか。
今回は、前原だが、それは構造的な病理ではないのだろうか。
民進党とは大企業労組と自治労などの集まりの連合が下部組織だが、注目してほしいのは、大企業労組も自治労も、それは互いに仲が悪い者同志だが、だが、彼らが寄生する企業は大企業と公務員、つまり、「企業病」と「官僚病」にもっとも冒されやすく、悲しいことに支配される労働者にすぎない労組のメンバーは支配する資本家より「大企業病」や「官僚病」に深刻に冒される。
民進党の敗北とは、その組織体質からくる「労働者の病理」であり、それは除去できない。
彼らは飼いならされた奴隷労働者でしかなく、スパルタカスではないのだ。
鳥越俊太郎や小池百合子のようなネームバリューで自民党に匹敵できるかのような疑似巨大政党を作ることしかできない、「官僚病」の「労働貴族」の「政治家」である。
当然、彼らは裏をかくゲリラはできない。
前原誠司が行ったことは、内部のメンバーに対して、つまり、最初からイエスをいうしかないメンバーに対して裏切っただけだから、それはゲリラではない。
それは「官僚」である。
当然、それは官僚と一体化した自民党に勝てるわけがない。
負けて当然の結果。
自民党圧勝の憂鬱な毎日がまた始まるだけである。