workfareという新自由主義の風景
その殴った奴は、全く福祉に興味がないやつだったということです。ただ、仕事はできるので、リーダー職なんか任されてしまい、そのストレスでこうなったのか知らないが、つまりは会社も、支援員も福祉を舐めたら暴行殺人が起きてしまったということではないでしょうか。
もうひとつ、僕が思い出したのが植松聖です。植松も福祉に興味がないのに障害者施設という福祉現場で働き、殺人傷害をした。
共通点は、おいおい福祉を舐めてないか、ということです。
僕は49のとき、発達障害と診断され、就労移行支援ウェルビーへ通所したが、完全に福祉を舐めている支援者がマニュアルのカリキュラムで就労移行をする、というふざけた施設でした。だいたい、福祉について学んでもいないのになぜ障害者へ就労移行をできるのか。おかしな施設でした。だったら、ビジネス的に鋭い奴がいるのかというとそうでもない。福祉も知らない、ビジネスも鋭くない、就労移行支援ウェルビー、それは意味のある施設なのか。そうです、そのウェルビーのような施設も福祉を舐めている。
福祉に参入してきた他業態の福祉を舐めた精神がこの事件を生んだのだ。
welfareではなくworkfareの新自由主義のひとつの風景がこの老人ホームでの事件だ。今後、減ることはないが、さらに増え続けるだろう。