日本で愛国精神を鼓舞しようにも、アメリカの開拓者精神のようなパワーワードがない
アメリカでは愛国精神の鼓舞は建国精神と結びつけられ、開拓者というイコンとともに権力から撒き散らされるが、日本では建国精神そのものがないし、日本書紀、古事記といったり、明治維新といったり常に視点が彷徨うから愛国精神の統合は困難である。日本の愛国精神の鼓舞は撒き散らし方がヘタだし、開拓者という強力ワードがないですね。
開拓者とは、まさに、多数のアメリカ人民の汗の結晶
をイメージさせ、特に白人アメリカ中間層から低所得層まで掴む言葉だが、日本は愛国精神の鼓舞にあたるものは何か?
日本書紀や古事記だと、はあ?の世界ではないか。
さらに明治維新だと、ああ、それはお侍さんの話だで、と他人事になります。
日本にはアメリカ愛国を喚起する開拓者という言葉がない以上、いつもなにもかも上滑りで広がる日本らしく、愛国も上滑りである。