注意欠陥多動性症候群者が衝動的かつ不注意に書いてしまうブログ

49歳、注意欠陥多動性症候群及び自閉症スペクトラムと診断され、今までの人生で上手く行っていないことに納得できました

僕の発達障害は、ADHDで、ジョブス的罵倒型です。 僕は正社員だった頃は、アルバイトから店長から客から気にくわない奴は罵倒しまくっていました。 パワハラ正社員でした。 告白します。 その後、うつを発生し、休職、離婚、失業、借金、自己破産、職を転々。 そして、約5年後に契約社員。 疲れてくると、罵倒の癖は治らず、4年後は、懲戒解雇。 その前に、郵便局の対応が悪く、カウンターにあるプレートを下に叩きつけるつもりが、局員にあたり、暴行罪、罰金10万。労役が嫌なので、派遣へ無理やり入り、再就職手当で、払いました。 この10万が痛く、いまは、罵倒はありません。 私は衝動型のADHDです。

読書の記録2018年10月分 まとめ

10月の読書メーター
読んだ本の数:17
読んだページ数:4392
ナイス数:13

カール・マルクス入門カール・マルクス入門感想
決定版・入門書。 的場昭弘氏の「愛情」が全編に感じられます。 理論を入門的に解説していく部分もさることながら、マルクスの伝記をたどった記述はマルクスに対する「愛情」しか感じられません。 日本の最大の「マルクス思想」の伝道者が著者といってよいくらいです。 マルクスやイェニーの家系図まで作り巻末に掲載しています。 本書は、「カール・マルクスへの著者の愛情」だけの素晴らしい本です。 (その素晴らしい本ですが、パリ・コミューンを1781年と誤記があったり他に誤字があったり校正面で少し残念です。)
読了日:10月27日 著者:的場 昭弘
精神疾患と栄養―うつ、不安、分裂病にうちかつ精神疾患と栄養―うつ、不安、分裂病にうちかつ感想
精神疾患がよくならない主たる要因は心理的サポートが足りないわけでもなく、薬を服用しないからでもない。 栄養が貧しく環境毒にさらされているからだ、という本書の見方は精神疾患に新たな知見を付け加える。 精神疾患別にページ構成されていて、サプリメントが紹介されますが、ここに書かれてある全部の精神疾患に共通して紹介されているサプリメントが「亜鉛」です。 僕は100円均一の「亜鉛」ですこぶる体調がよくなってきました。
読了日:10月26日 著者:カール ファイファー,パトリック ホルフォード
時代が締め出すこころ――精神科外来から見えること時代が締め出すこころ――精神科外来から見えること感想
本書に書かれてある日本の広汎性発達障害に対する過剰な関心は、異質な人間を認めようとしない日本社会にあるのではないか、という指摘に私は納得した。 著者の医師は、ヨーロッパの精神科と交流したら、広汎性発達障害はヨーロッパでは教育、福祉の分野であり、医療では対応していない、ということから、先の説を仮定している。 精神疾患が治れば良いというものでもない。その精神疾患の主たる要因が環境にあるとすれば、その環境を直さないまま、またもとに戻すのは、本人には辛いことであろう。 味わい深い文学のような本です。
読了日:10月26日 著者:青木 省三
ビル・ゲイツとやり合うために仕方なく英語を練習しました。 成毛式「割り切り&手抜き」勉強法ビル・ゲイツとやり合うために仕方なく英語を練習しました。 成毛式「割り切り&手抜き」勉強法感想
とにかくこの英語本は、発音練習が大事だ、ということなのだ。 発音のモデルは、著者はビル・ゲイツですが、読者にはアル・ゴアを提案しています。 という本です。
読了日:10月26日 著者:成毛 眞
世界経済を破綻させる23の嘘世界経済を破綻させる23の嘘感想
スイスやドイツは従業員報酬はアメリカより多くのに、経営者報酬はアメリカより低い、という記述にニヤリ、とさせられた。 新自由主義の嘘をことごとく暴く痛快な本である。
読了日:10月22日 著者:ハジュン・チャン
英語のしくみ《新版》 (言葉のしくみ)英語のしくみ《新版》 (言葉のしくみ)感想
英語学習者には必携の一冊ですね。
読了日:10月22日 著者:関山 健治
駿台式!本当の勉強力 (講談社現代新書)駿台式!本当の勉強力 (講談社現代新書)感想
本書を読むと駿台予備校へ行きたくなる。 特に野島博之氏の講義を聴いてみたい。
読了日:10月20日 著者:大島 保彦,霜 栄,小林 隆章,野島 博之,鎌田 真彰
不平等――誰もが知っておくべきこと不平等――誰もが知っておくべきこと感想
本書は、世界一金持ちはビル・ゲイツは本当だろうか、とスリリング(でもないかw)な問いをしている。 アメリカでは資産開示は求められるから、資産がわかってしまうし、ビル・ゲイツはほとんどは株で所有している。一度に売り払えば株は下落していくのだ。 そして、資産開示をしていないアラブの石油王やロシアの略奪する富裕層がビルゲイツより金持ちではないか、と疑問を投げかける。 その鋭さは、実は戦争は国が平等であればあるほど、勝っているという実証データをもとに主張する。
読了日:10月15日 著者:ジェームス・K・ガルブレイス
職場のトラブル解決の手引き―雇用関係紛争判例集職場のトラブル解決の手引き―雇用関係紛争判例集感想
この本で紹介されていたフジ興産事件と同じような状況に僕は起こしたが、フジ興産事件の労働者は勝訴し、僕は労組を通じて、立ち消えになった。 そんな個人的な感想はともかく、この本は必携ですね。 いかに、判例が重要かわかります。
読了日:10月14日 著者: 
ケアとしての就労支援 こころの科学 メンタル系サバイバルシリーズ (こころの科学増刊)ケアとしての就労支援 こころの科学 メンタル系サバイバルシリーズ (こころの科学増刊)感想
本書を読むと、LITA LICOがとても良い就労移行支援施設に思える。 Kaienの鈴木慶太氏は、発達障害者への就労移行支援には、福祉ではなく、ビジネス的なキャリアアップの視点が大事という持論を述べる。 私がとても入りたくなったのは、成澤俊輔氏が代表を務めるNPO法人NDAである。
読了日:10月08日 著者: 
アスペルガー症候群の人の仕事観―障害特性を生かした就労支援―アスペルガー症候群の人の仕事観―障害特性を生かした就労支援―感想
事例で紹介されるアスペルガー症候群の人たちと私も同じようなことをしていて、ほっ、とした。 ちなみに、サイモンにはより親しみを感じる。
読了日:10月08日 著者:サラ ヘンドリックス
アスペルガー症候群・高機能自閉症の人のハローワークアスペルガー症候群・高機能自閉症の人のハローワーク感想
日本の自称発達障害カウンセラーとか就労に詳しい発達障害なんとやらに比べて、親身です。この本。 著者自身、アスペルガー症候群当事者なので、当事者ならではの目配り、気配りが就労面で気をつけたいことが書かれてある。 自称支援者は、妙な「スキルアップ」だが、本書の著者の立場は、生きていくために解雇されないようにどうするか、自分の能力を活かす仕事に就くには、といったリアルな実践アドバイス本です。
読了日:10月08日 著者:テンプル グランディン,ケイト ダフィー
教養のグローバル・ヒストリー:大人のための世界史入門教養のグローバル・ヒストリー:大人のための世界史入門感想
日本は武断政治革命により明治維新という近代化を成し遂げた。 だが、オランダにしてもイギリスにしても商人が近代化をリードし、政府軍隊が派兵され、植民地へ至る軍事強行を加速した。 そんなこともわかるこの本です。 ちなみに、武断政治革命により近代化モデルはソ連、中国、キューバもそうです。 武断政治革命による近代化の原型はフランス革命からナポレオンへ至るその時代にあるのか。 グローバル・ヒストリー的な視点でみる世界史です。 僕の読み方は参考にならないだろうけどね。
読了日:10月08日 著者:北村 厚
生活保護から考える (岩波新書)生活保護から考える (岩波新書)感想
水際作戦の実態。生活保護者の実態。 そして、片山さつきらによる生活保護バッシングへの批判。 本書は読んでおいて損はしない本である。
読了日:10月07日 著者:稲葉 剛
自由論 (光文社古典新訳文庫)自由論 (光文社古典新訳文庫)感想
ジェレミーベンサムの「善き継承者」、ジェイムズ・スチュワート・ミル。 ミルが述べる「自由」とは哲学や文学で語られる「自由」ではなく、 社会における個人の自由である。 個人の自由、という思想が欠けている現在の日本ではとてもラディカルな本だ。
読了日:10月01日 著者:ジョン・スチュアート ミル
ダーウィン・エコノミー 自由、競争、公益ダーウィン・エコノミー 自由、競争、公益感想
行動経済医学者・ロバート・H・フランクによるリバタニアン批判。 この本で、ジェームズ・スチュワート・ミルの良さを初めて知る。
読了日:10月01日 著者:ロバート・H・フランク
これからの発達障害者「雇用」: 専門キャリアカウンセラーが教えるこれからの発達障害者「雇用」: 専門キャリアカウンセラーが教える感想
私としては、参考になる部分はあるが、全体的なトーンが障害者としての労働者側にではなく、企業人事労務が喜びそうな本です。もしかしたら、私は読む本を間違えたかもしれません。 「障害者を戦力に」という言葉を見ると、がっくりきます。
読了日:10月01日 著者:木津谷 岳

読書メーター