障害者が健常者と同等かそれ以上にでもなれる、は論点の核心ではない
単純に言って法定雇用率の話ですよ。一般企業は、障害者そのものではなく、障害者手帳を雇用するようなものですね。法定雇用率にしか関心がありませんから。能力の話を混ぜるのはかえって、障害者を苦しめることになる。
いくら、障害者が能力がある、と叫ぼうが、誰も関心は持ちません、それは健常者にしたってそうです。
雇用されるということは、単に企業の歯車になるだけのことですから。
また、障害者手帳の確認の有無が声高に報道されるが、障害者手帳に記載される障害の等級は、必ずしも職業能力とは一致しない。
— まさのあつこ (@masanoatsuko) October 22, 2018
例えば車椅子利用者は障害者手帳を持っていても、デスクワークなら健常者と同等でもそれ以上にもなれる。 https://t.co/K51wx81iCa
健常者と同等かそれ以上にでもなれる、は論点の核心ではない。
多くの障害者支援者はその部分を読み違える。
障害者当時者は、本当に健常者と同等でもそれ以上になれる、ということで自分を納得させられるのだろうか。もしくはこの社会から不当に差別されたことに納得できるのだろうか。こういう「能力主義者」は、福祉の味方をしている「ネオリベラリスト」でしかない。まったく資本主義への疑いに欠けている。