注意欠陥多動性症候群者が衝動的かつ不注意に書いてしまうブログ

49歳、注意欠陥多動性症候群及び自閉症スペクトラムと診断され、今までの人生で上手く行っていないことに納得できました

僕の発達障害は、ADHDで、ジョブス的罵倒型です。 僕は正社員だった頃は、アルバイトから店長から客から気にくわない奴は罵倒しまくっていました。 パワハラ正社員でした。 告白します。 その後、うつを発生し、休職、離婚、失業、借金、自己破産、職を転々。 そして、約5年後に契約社員。 疲れてくると、罵倒の癖は治らず、4年後は、懲戒解雇。 その前に、郵便局の対応が悪く、カウンターにあるプレートを下に叩きつけるつもりが、局員にあたり、暴行罪、罰金10万。労役が嫌なので、派遣へ無理やり入り、再就職手当で、払いました。 この10万が痛く、いまは、罵倒はありません。 私は衝動型のADHDです。

読書の記録70 「社会的うつ病」の治し方 斎藤環 著  2018/06/07

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本書は数多くのひきこもりを「治し」てきた精神科医斎藤環氏による「新型うつ病」と呼ばれる「軽症うつ」への「治療」の仕方を記述した本である。そして、その「軽症うつ」を「社会的うつ病」と呼ぶことにしたが、さしあたりそう名付けたくらいの意味である、それは従来の内因性うつ病との違いを明確にするためにである。

斎藤環氏は、薬物投与をすれば改善できると判断する安直な医師ではなく、「治療」の中心は「環境調整」が重要だという立場である。それには家族がなによりも大きな役割を果たすのである。

本書の人薬とは、想田監督の「精神」という精神障害者の記録映画の舞台の施設で使われた言葉である。

ちなみに、日本の精神医学会は、国際的にはDSMで診断名を書き、国内では、笠原-木村の分類法も使う、笠原-木村の分類法では「対人恐怖症」という診断名はあるのだが、国際的な場で使われるDSMでは「対人恐怖症」の診断名はなく、「社交不安障害」と診断される、ということも本書で知った。

とても誠実な本です。必読の一冊。