2018-05-19 読書の記録60 資本論第2巻・第3巻入門 デビッド・ハーヴェイ 著 2018/05/19 本書は、資本論との対話といってもよい一冊であり、資本論ノートを作るなら、本書がとても参考になる。 そして、著者のデヴィッド・ハーヴェイは、現代の問題にひきつけてマルクスの資本論を読む。その読み方は鮮やかである。 ハーヴェイが述べるように、確かに、第2巻には第1巻の「労働日」にあたるような章がない。ハーヴェイはそのような章があれば第2巻はさらに輝きが増したというようなことを述べているが、マルクスは資本論を未完で亡くなってしまった。