ソーシャルスキル不足は発達障害もあるが、やはり、教育されていないだけではないか
僕くらいの世代だと、僕が子供で泣き止まないからといって、というか、おとなしくさせるために、ニンテンドーDSを渡されることなどない。
つまり、自我を没頭させるアイテムなど、そろばん塾で置いてあるコミックに没頭するくらいか、友達と遊ぶくらいだから、無理やり嫌でも友達との関係でソーシャルスキルは身についた。それは、好きで身につけたわけではなく、いやいや身につけさせられた部分がある。
現在、発達障害として問題視されているソーシャルスキル不足は、それは、そもそも、その大人の発達障害者であるその当人がある程度教えられていないのではないか。ソーシャルスキルを教えられる前にニンテンドーDSを与えられてしまう。いまや、それに加えてスマホも与えられる。僕くらいの世代だとコンピューターゲームの類は、最初は喫茶店だけですからね。
自我を没頭できるアイテムが少ないから、常に外に関わらざるを得ない。不注意があり、落ち着きがなくても、その不注意が原因で周りから嫌がられながらも、泣きながら生きてきた。
もっとも、僕くらいの世代もその地域、家の礼儀作法のごときソーシャルスキルを身につけるくらいだから、デコボコなソーシャルスキルである。
ソーシャルスキル不足は純粋な発達障害の問題ではなく、それは、今日は教育不足ではないのか。