注意欠陥多動性症候群者が衝動的かつ不注意に書いてしまうブログ

49歳、注意欠陥多動性症候群及び自閉症スペクトラムと診断され、今までの人生で上手く行っていないことに納得できました

僕の発達障害は、ADHDで、ジョブス的罵倒型です。 僕は正社員だった頃は、アルバイトから店長から客から気にくわない奴は罵倒しまくっていました。 パワハラ正社員でした。 告白します。 その後、うつを発生し、休職、離婚、失業、借金、自己破産、職を転々。 そして、約5年後に契約社員。 疲れてくると、罵倒の癖は治らず、4年後は、懲戒解雇。 その前に、郵便局の対応が悪く、カウンターにあるプレートを下に叩きつけるつもりが、局員にあたり、暴行罪、罰金10万。労役が嫌なので、派遣へ無理やり入り、再就職手当で、払いました。 この10万が痛く、いまは、罵倒はありません。 私は衝動型のADHDです。

読書の記録15 教養としての社会保障 香取照幸 著

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本書は、日本国の社会保障制度について、意義、理念、成り立ち、歴史などの説明書である。
社会保障入門書である。
著者は厚生省に入省後、様々なキャリアを遍歴し、「社会保障・税の一体改革」を取りまとめた元・官僚である。
社会保障の実務に携わってきた専門家の社会保障についてのガイドブックとも言える。

本書を読み、初めて知ったが、日本国の社会保障は、昭和25年に発表された社会保障制度審議会勧告に明確に示されている。
その文章をまるごと、このブログには書かないが、その審議会で示された方針は、国民の自助をベースに、共助、公助と、上がっていく仕組みである。
国民の経済的・精神的な自立を支えるためにも、社会保険制度が、基礎になるのである。
日本国の社会保障の方針が昭和25年に決まっており、その方針から、現在の社会保障の歪みもまた見えてくるのだ。
ちなみに公助とは、公的扶助の生活保護であるが、生活保護が最後のセーフティーネットといわれる所以は、その審議会勧告に、公助とは最後の施策と書かれており、そこからきている、のであろう。

本書は、社会保障を通じたケインズ経済政策を、そんな言葉を使わずに書いています。

素直な私の感想を述べると、日本の社会保障はすごいんだぜトーンが鼻につく以外は、社会保障の基礎知識が身につき、役立つ本です。

 

読書期間 2018/02/26〜28