ときどき社会系政治記事№12 弱者もまた弱者をたたく 2017/12/23
こんにちは、50にしてADHDの診断を下されたひでひでです。
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はすみとしこもイラストという「才能」があったから派遣をしなくて済んでいる。はすみ自身も、がけっぷちに立たされている、立たされているからこそのバッシングである。はすみとしこのイラストの「才能」とは青林堂でしか通じないのではあるが。
弱者が弱者を叩く典型である。
これは、日本だけの現象ではない。
私は今、ブレイディみかこの「アナキズム・イン・ザ・UK」という英国のルポというか体験記を読んでいるが、やはり、かの国も弱者が弱者を叩くのである。
むしろ、はすみとしこの派遣も17年間もやるのは、バカだろ、はそれは、彼女が落ちたくない叫びであり、不安なのだ。はすみとしこもまたもがいているのだ。
なぜなら、彼女からイラストがなくなれば、はすみとしこもまた、非正規の世界が待っている。ちなみに、はすみとしこは発達障害であり、彼女も社会に対する違和感をヘイトイラストで表現している。それは、倫理なき世界である。
これを簡単に差別とくくってはいけない。はすみとしこもまた転落の恐怖に生きている一人の人間である。
はすみとしこが、渡辺照子という派遣を叩くのは、それは、旧約聖書の世界に似ている。
そして、弱者が右傾化するのは、ヒラリー化している左派への不信があり、これもまた、日本だけではなく、先進国共通の現象ではある。その一例がトランプである。ちなみに英国は、ブレアというくだらない左派がいた。労働党だから左派なんだろう。
弱者が弱者を叩くその裏側には、当然、権力支配者のマインドコントロールがある。
われわれは、弱者を叩く弱者を非難するのではなく、マインドコントロールする権力者を叩かねばならない。
ザ・スミスのモリッシーのように、明確に権力を、王室を批判しなければいけない。
「その時代のイデオロギーは支配者のイデオロギーである」(カール・マルクス)
今回、記事で紹介した本
紹介したザ・スミスの動画