ときど政治・社会系記事№10 生活保護の問題点は、その使いにくさだ 2017/12/16
こんにちは、50にしてADHDと診断されたひでひでです。
今回も福祉制度について書きます。
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生活保護は最後の拠り所と言われているが、最後にまで至らないと救済制度が存在しない国とは何なのか?
さらに最後であるのにもかかわらず、その最後の定義が、クルマ所有はダメ、とか、持ち家はダメとか、全財産が数万円にならないと申請が通らない、とか、水際作戦があるとか、申請には同行が必要とか、この制度を墨守する余り、自称リベラル左派は、生活保護の問題点を見過ごしていないか。
生活保護の問題点は不正受給ではない。
それを問題視するのは、ブルジョア政府に軸を置いているからだ。
生活保護の問題点は、その使いにくさだ。
例えば、ケースとして、年収400万、4人家族、貯金が500万、クルマ所有、家はローン、の家族の大黒柱が病気で倒れたら、それを救うのが、まず、傷病手当で就労できるまでの回復を待ち、妻はパートに出る、
だが、一向に回復せず、傷病手当の1年半も尽き、在籍する会社の有給でしのぐが、まだ回復しない。しかも、その病気は会社にも原因があるかもしれないが、会社だけに原因があるとは言えない病気では、労災もない、医療費がかさむ、貯金も減る、仕方なく、会社を辞めて、退職金にするか、悩む、その時点ですでに貯金は200万まで落ちた、さらに、子供は進学だ。
こんな状況で救済する制度が現在のところ、民間の保険くらいだ。
このような中間層の破綻に生活保護は対応できないのだ。
つまり、最後の前の段階の、スライド方式の救済がなければいけない。
そして、生活保護の矛盾。
生活保護受給者が遡求の障害年金が入り、仮に100万入ったとする。
障害者でもあるのにもかかわらず、支給停止か、100万円と同額の保護費返還を求められるか、そのどちらかしかない制度など、本当に弱者救済なのか?
このような問題点をあぶり出さずに、福祉改革を怠る政治家どもは与党も野党もこぞって、仕事をしていない、だ。
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僕は以上のように考えます。