読書の記録33 WORK SHIFT リンダ・グラットン 2017/12/08
こんにちは、50にしてADHDの診断を下されたひでひでです。
図書館で借りたのだが、見出しに貼ってあるのは
どうなのよ!
保守的な中間層が思い描く2025年の予想図。
本書を読むと日本国内で話題にされている企業と人間の関わりの問題は先進国共通の問題でもある。
英国のビジネス書はサルトルとマルクスも論じることができる知識人が書いている。
働き方改革で論議されていることは、全く本書からかけ離れた化石時代の産物ということが私には理解できた。
日本の働き方改革で論議されているのは、労働時間規制を外すとか外さないとか、外したら企業が割増賃金を払わなくて済む、というような、何をしたいのか、よくわからないシロモノであり、さすがに、生産性ゼロの日本の財界が考えそうなシロモノが、働き方改革である。
本書は、そんなくだらんことにではなく、個人の能力が、インターネットの進展とともに、伸ばすものは伸ばし、そのような社会では、中央集権的なシステムの力が失われていくのだ。
すでに、その新たな働き方の時代へ突入しているのが、今、なのだ。
読書期間2017/12/08~15